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2.カーニバル

春が来たら急ぐ街の
色も鮮やか


通り過ぎたら纏う風の

声も賑やか

春が来たら
春が来たら

カーニバル ウィンナー
焼ける音と 焦げた匂い

春が来たら
春が来たら

6.太陽と夏の時間

太陽と夏の時間
気の利いた言葉も無く
僕はただ ベンチの上
座る君を見ている

閉ざされたビルの窓も
枯れ落ちた花壇の葉も
すべてを呑み込んでしまう
今日も暑い午後だ

擦り切れた夏の午後は
太陽の匂いがする
いつか見た映画の中
映る景色に似ている

太陽と夏の時間
少しずつ溶けてしまう
ひとつだけ浮かぶ雲には
淡い期待さえしている

君とふたりで
肩を並べて
見慣れた町の
知らない所へ

日に焼けた頬を冷ます
気持ち良い風が廻る
僕はひとり 目をつむる
樫の葉が揺れてる

太陽と夏の時間
何もかも透けてしまう
すべてを呑み込んでしまう
今日も暑い午後だ

4.花畑町

街の中を走る路面電車の
影を踏んで歩く子供の靴は花模様

腕を組んで話す言葉の
意味を知っている
さっきまでの言葉は何処か
遠くへ飛んでいった様

風に合わせて さぁ 踊れ
風に合わせて さぁ 踊れ

アンドゥトロワ
アンドゥトロワ
ヨロレイヒ

街と人を繋ぐ
欅並みのことを思う強い日差しと
淡い空模様

花畑 蝶を隠す程に伸びている
さっきまでの言葉は何処か
遠くへ飛んでいった様

風に合わせて さぁ 踊れ
風に合わせて さぁ 踊れ
風に合わせて さぁ 踊れ
風に合わせて さぁ 踊れ

街の中を走る路面電車の
影を踏んで歩く子供の靴は花模様

 8.時計

時計の針がチクタク進む
時計の針がチクタク進む

チクチク チクチク
チクチク チクチク
チクチク チクチクチ

時計の針がグルグル回る
時計の針がグルグル回る

グルグル グルグル
グルグル グルグル
グルグル グルグルグ

もう夜だよ 早く寝ないと
もう朝が来るよ 早く寝ないと

あそこのお爺さんの部屋の灯りが
消えないうちに早く寝ないと

時計の針がチクタク進む
時計の針がチクタク進む

12.手紙

街の月明かりは
幼い頃と同じ気がして
いつかの街角 いつかの道を探している

それは僕もそうさ
曲がりくねった夜の坂道

風が吹き 割れたら
昨日までと違う気がして
いつかの面影 いつかの空を探している

それは僕もそうさ
埃かぶった夜の駄菓子屋

野に手紙を書いたら
何は無くとも残る気がして
いつかの言葉 いつかの声を探している

それは僕もそうさ
どこかで聞いた夜の鼻唄

1.ゆれる

君は言う 嘘はきらい
僕は嘆く それは嫌だ

満月 さざ波 ゆれる

夏の夜の 風が吹いた
満月 さざ波 ゆれる

流れる雲が通り過ぎて

ほつれた糸のボタンをかけて
かけたボタンが宙に舞って
落ちたボタンを夜が掴んで

君は言う 嘘はきらい
満月 さざ波 ゆれる

君は言う 嘘はきらい
僕は嘆く それは嫌だ

満月 さざ波 ゆれる

3.かんかんからり

かんかんからりの窓の外
てんでばらばらの雨の音

陰を無くした 映らなくした雨

のんべんだらりの部屋は暗い
げんげんばらばらの雨の音

当てを外した あぁ目をつむった!

7.記憶ダンス

一直線上の上
記憶は最大と最小の駆け引き
僕はひとつそれを持って
街へと繰り出す
繰り出す ダンス ダンス

小粋で小生意気なステップは
街を彩るイルミネーション
そっと高らかに息を弾ませ
ダンス ダンス ダンス

感情 過ぎ去っていった記憶は
たった今 未来から過去になって
今の持つ無限大の力 それを引き出す
引き出す ダンス ダンス

小粋で小生意気なステップは
あっと言う間にそこら広まって
シャワー通りを滑り落ちるように
ダンス ダンス ダンス

寄せては返すひととき
さざ波のような月の光が仰ぐ
僕をそっと照らしている
ダンス ダンス ダンス

それは静かな幻
始まりのような鐘の音が響く
夜の中で息を弾ませ
ダンス ダンス ダンス

やると決めたら今の空
何かやれそうだ そうだ やれそうだ
いつの間にか決まった物の上の赤ん坊

今と決めたら今の空
何かやれそうか そうか やれそうか
何も言わずにして何を思うのか 赤ん坊

結局 脱ぎ去っていった記憶は
ちょうどよく未来への道となって
未だかつて見たことのない世界へと
踏み出す
踏み出す ダンス ダンス

小粋で小生意気なステップは
ありとあらゆるものを持っていった
時の中で生ける記憶の
ダンス ダンス ダンス

一直線上の上 記憶は
最初と最終の駆け引き
僕らふたり そう思って ひっそりと動き出す
動き出す ダンス ダンス

小粋で小生意気なステップは
空高く宇宙への道となって
サンタルチア 愛の囁き
ダンス ダンス ダンス

それは時の中で生ける記憶の
ダンス ダンス ダンス

13.オートバイ

窓に映るオートバイを
横目で流して
ひとり静かに僕は
珈琲屋の中

パントマイムが良く似合う
こんな時には
パントマイムが良く似合うさ
こんな時には

窓に映るオートバイを
横目で流して
ひとり静かに僕は
珈琲屋の中

そこから見える沢山の物
沢山の人 沢山の鼓動
見ているから見えているのか
見えているから見ているのか

何千回も繰り返すように
信号の色は赤になって青になって
ひとつ季節が変わる度に
ふたつの距離は縮まっていく

窓に映るオートバイを
横目で流して
ひとり静かに僕は
珈琲屋の中

いつ見たのかもわからない風景を
ふとした瞬間に思い出すように
遠い過去に見た未来の中に
そう 未来が待っているのかもしれない

君はオートバイの失恋という歌を
聴いたことがあるか
僕はオートバイの失恋という歌を
何度か聴いたことがある

窓に映るオートバイを
横目で流して
ひとり静かに僕は
珈琲屋の中

パントマイムが良く似合う
こんな時には
パントマイムが良く似合うさ
こんな時には

あの空の向こうに見える電線を
ギターみたいに指で弾いたら
音が鳴る気がしたよ

あの空の向こうに見える電線を
ギターみたいに指で弾いたら
音が鳴る気したよ

9.戦争とキャンディ

君が笑えば僕も嬉しい
そんな事 想ってた矢先
君が目の前に立って
退屈そうに信号待ちしているのさ

遠くの国とかじゃなくて
今ここで起こってる話よ
知らない わからない なんて
そんなものは何の盾にもならないよ

あなたにあげるよ キャンディ

この間 作った秘密基地
あっと言う間に壊されてしまったじゃないか
暗証番号を言ってね
そうしないと中には入れない

あれも許せば これも許そう
そんな世の中があってるなんて
思っちゃいないのにさ
どうにも いやはや どうにも

あなたにあげるよ キャンディ

-Song  Lyrics  &  Credit-

10.ねじまき

何でも知ってるこの町の博士に
疑問の一つや二つ 問いかけてみて
答えてくれたら まぁそれでいいけれど
寝たふりしてたらどうしようもないね

息を止めて そこでじっとしてみて
動いた所があなたのお家よ
橋の上ではコウモリが寝ている
遠回りしなくちゃ 家には帰れないよ

右 左 交差点を左
右 左 Y路地を左

万里の長城って行ったことあるかい
あれはすごく長いよ 行ったことないけど
ところで君は 宇宙人を信じるか
僕は信じてないよ 信じてもいいけど

通りの向こうでは笑い声がしてる
少し歳をとって枯れた女の声
夜がねじをまく その時まで
僕はこのままじっとしていようか

5.あばたもえくぼ(intro)

11.雨降り

今日は雨降り
なんだか悲しい
ひとり ベランダで
外を見ている

歌を歌おう
静かな歌を
静かに歌えば
雨色に変わる

今日は雨降り
少し肌寒くて
今日は雨降り
どうにもやり切れない

人は流れる
雲と同じ
歩く人たちは
傘を差してる

     Afri pan a frica

 music/words
 池田孔亮

 

 arrangement 

 Afri californi a frica

池田 孔亮  vocal,E.guitar,A.guitar
清水 陽  E.guitar,chorus
時川 大輔  E.bass
田中 諭志  drums,parcussion
きむらかずみ steelpan
沼田 真平 pianica

 recording engineer  沼田 真平
 mixng engineer  内山 雄介
 mastering engineer  熊野 功雄

 art design  白水 麻耶子
 album design  炭谷 賢

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